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冬はミカンで喉のケア

温州みかんだけの栄養素シネフィリン。

シネフィリンという栄養素は、温州ミカンだけに入っている栄養素で、気管支を柔らかく保つため、声が出しやすくなり、また、喉からくる風邪の予防に効果があります。
歌い過ぎ、セリフで大声を出し過ぎた後や、そうなることが予測される時、前もって食べておくと、気管支の炎症からくる風邪を予防する効果が期待できます。

白いスジも食べましょう。ヘスペリジン。

ミカンの皮と実の間にある白いスジには、ヘスペリジンという栄養素が含まれています。
毛細血管の組織を丈夫にする働きがあり、乾燥したスタジオや稽古場で声を多用する時に頼もしい味方になってくれます。
さらにヘスペリジンには血圧の上昇を抑える効果や血中中性脂肪を分解する効果もあるといわれ、心筋梗塞は脳梗塞等、重篤な病気の予防に効果が期待できます。

さらにガンまで予防するβクリプトキサンチン

この栄養素も他の食品に比べ、温州みかんに特に多く含まれている栄養素です。
βクリプトキサンチンには強力な抗酸化作用があるため癌細胞の発生を抑制します。その効果はβカロテンやビタミンCを凌ぐといわれています。
また、βクリプトキサンチンには骨の形成を促進する力があり、骨を丈夫にし、骨粗鬆症の予防にも効果があります。

もちろんビタミンC

風邪の予防に最も効果があるのがビタミンCです。
ビタミンCは骨を作る、筋肉を作る、皮膚を作るなど、あらゆる組織の形成と維持に必要な栄養素です。
風邪を予防し治療するホルモンを作り出す時にも大量に使われ、骨折の治癒、挫傷した組織の修復、出血時の止血にも必要な栄養素です。
ご存知のように抗酸化物質であり、発癌の抑制に効果があります。

というわけでみかんは

風邪の予防と治癒
声嗄れの予防と治癒
怪我の治癒
心臓血管系の病気の予防
脳血管系の病気の予防
癌の予防
骨の強化
視力の向上
白内障の予防
肌をきれいにする
筋肉を強化する
摂り過ぎた塩分の除去
中性脂肪を減らす
など、数えきれないほどの健康効果があります。

梅雨時の声の管理

湿度が高くなってくると、身体の中の水分量が多くなり、むくみやすくなってきます。
このとき、靭帯、筋肉が水分を含んで収縮しにくくなり、声帯も高い声を出しにくくなります。
更に、声帯の海面組織を保護している粘膜も水分を含んで粘性が落ち、さらさらになってしまうため、高い振動に耐える力が弱くなり、乾きやすくもなってしまいます。

この時期、発声練習で声のコンディションをベストな状態に持っていくことは大変難しく、
時間をかけてウォーミングアップしても、普段の状態には達しません。
最高音は普段より半音ダウン、声量も1割ダウンを目標にアップしましょう。

ベストな状態を目指すむくみ対策としては、
山芋・ごぼう・そば・鰻・オクラ・納豆・こんにゃく・海藻類・果物などから、
食物繊維とカリウムを摂って、むくみの素になる塩分を排泄する事、
運動で発汗する事、
倒立や脚上げ運動などを行って、下半身の静脈血流を促進する事、
などが考えられます。

関連項目
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花粉症に良くない飲食物

温かくなって来ると若葉と花々がとても綺麗ですが、
植物の活動が盛んになって来ると、花粉の方も心配になって来ますね。

巷で良く花粉症に良い飲み物として、ヨーグルト・しそ茶・てん茶等が挙げられていますが、メディアでは取り上げられない、悪い物をチェックしておきましょう。
これらは、絶対ダメだっ!、誰でも駄目だっ!というわけでは無く、
『控えると症状が改善される場合がある』というものです。

紅茶、
緑茶、
煎茶、
ウーロン茶など、茶葉を使う呑み物と、
コーヒー。

これらの飲み物は胃熱を上げるので、食道を介して鼻・咽喉・気管の炎症につながります。


それから、脂っぽい物や動物性たんぱく質、
これらも量を沢山とると身体の水分バランスが崩れ、喘息、鼻水の原因になります。

また、味の濃い物、特に砂糖・塩です。
水分の調整が崩れて鼻水喘息の原因になるほか、腎臓にも負担をかけ、心臓・肺に負担がかかります。


そして、やっぱりアルコール。
胃熱を上げるほかに、肝臓に負担をかけ抵抗力を弱くしてしまいます。
この時期花粉症の方はお酒をストップした方がよいかも知れません。

健康の為に、食べる物は大事ですね。

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塩分を控える食事

トータルでナトリウムを減らす。
生活習慣病予防を考えた日本人の食生活改善として、塩分の制限が挙げられます。
塩分の取り過ぎは動脈硬化や高血圧、腎臓疾患、肝臓疾患など大きな病気の元になる事はよく知られていますが、もっと日常的な事として、ムクミから鼻水・咳・痰等、花粉症や風邪の症状にも関係している事を覚えておいて下さい

塩分制限には薄味で調理する事が有効とされていますが、大切なのは一日のナトリウム摂取量を
トータルで少なくする事です。
全ての料理の塩分を減らすと、食事は味気ない物となります。物足りなくて食べ過ぎたり、間食で補ってしまっては逆効果。いくら薄味にしても、量を多く摂ってしまうと摂取する塩分は増え、更にカロリーオーバーになる危険も。

味にメリハリをつける。
積極的に香辛料を使う。
香辛料には血行を良くする、身体を温める、血圧を下げる等の効果が期待でき、スパイスを利かせた物を食べると、薄味の物を食べたくなるという相関作用も期待できます。

また、薄味で調理する物を限定する。
味が薄くても素材の味でおいしく食べられる物だけを薄味で調理します。
それでもトータルで考えると塩を減らす事ができますよね。
それから、量の工夫。
塩辛くないと美味しく無い物は、小皿に盛付け、量を減らし、薄味でも美味し物を大きめのお皿でたっぷり食べるとよいでしょう。

粉末の化学調味料を使わない様にする。
いわゆる旨味調味料は塩味をまろやかに感じさせる作用がある為、舌で味わう以上に塩を使ってしまう事に繋がります。グルタミン酸ナトリウムに代表される粉末の旨味調味料は、それ自体ナトリウム化合物なので、身体の中で塩と同じ害があります。

化学調味料は意外な盲点でしょ。
手軽に美味しい物が作れるので便利ですが、ナトリウムの摂りすぎに注意しましょう。

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果物の効能

塩分摂りすぎとコレステロール
日本食は世界でも有数の健康食と言われていますが、気をつけないと塩分過多になる傾向があるようですね。塩分の取り過ぎは、動脈硬化や高血圧の元になります。では、洋食はというと、これまた肉・卵・バター等の食べ過ぎはコレステロールが怖い。
でも、長年続けてきた食生活、特に味覚に関する部分はなかなか変えられません。急に『薄味にしろ』とか『脂っこい物を食べてはいけない』といわれても、なかなか難しいですよね。
そこで頼りになるのがリンゴです。果物に含まれるカリウムはナトリウムを除去してムクミによる粘膜の調整のほか、動脈硬化や高血圧を防いでくれる。更に、ペクチンはコレステロールの吸収を抑え血中コレステロールを減らす作用がある他、腸の働きを良くして下痢と便秘の予防、更には大腸ガンの予防にも効果があります。
リンゴのポリフェノールには活性酸素の発生を抑制して細胞の老化を防ぐ効果もあるらしいです。

もちろん普段の食生活で塩・脂を摂りすぎないように気をつける事が第一です。
でも、嗜好の問題ですからなかなか難しい。
せめてリンゴを食べる事で少しでもリスクを減らしましょう。

おいしいと感じる物を食べることも、大切な健康法です。



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声の持久力を上げる

ビタミンA


全身の全ての粘膜と皮膚の健康を保つために必須の栄養素です。
声を出す人にとっては声帯を筆頭に、息の通り道の持久力を高める効果があります。
声が直ぐに嗄れてしまうという方は、積極的に摂る事をお奨めします。

ビタミンAは、免疫機能を高め、活性酸素を除去する、細胞の活性に役立つ栄養素で、心筋梗塞や癌の発生を抑制する効果があるそうです。

代表的な欠乏症は夜盲症(とり目)です。

カボチャ、ニンジン、マンゴー、ブロッコリー、パセリ、ほうれん草、春菊、小松菜、青じそ、海藻、お茶などに含まれています。
これらの野菜を、一日に350グラム以上目標に食べましょう。

脂に溶けやすく、熱に強い、加熱するとかさが減って沢山食べられるので、炒めて食べる事がおすすめです。

サプリメント等であまりにも大量に摂取すると、妊娠中の女性には良くないそうです。
また、大量飲酒とビタミンA過剰摂取が組み合わさると肝臓に負担がかかるそうです。

細胞の健康は脂(あぶら)で決まる

人間の身体は60兆個の細胞でできているそうです。
細胞は、外側に細胞膜、中央に核、その間は細胞質で構成されていて、中には私たちが生きて行くために必要な大切な機能が沢山詰まっています。
細胞膜はリン脂質と呼ばれる脂でできていて、外界から入って来る栄養素を取り込んだり、外敵を排除する働きをしています。

細胞膜の働きが悪くなると、抵抗力が弱くなり、花粉症や声がれのリスクが高まります。

細胞膜を元気にするために必要なのが、質の良い脂質。
青魚の脂肪や、精製されていないオリーブオイル(ヴァージン・オリーブ・オイル)が
お薦めの食材です。

反対に良くないのが、マーガリン、ショートニング、ポーションミルク。
てんぷらで使用した油の再利用など、酸化した脂は特によくないそうです。

外食やお弁当などで揚げ物を食べる時は、レモンを絞ってビタミンCを、さらに野菜を食べて食物繊維を摂りましょう。
ビタミンC・Eと食物繊維を摂る事で、細胞の酸化を防ぐ事ができます。

食べて安心な油

脂は身体に必要なものですが、コレステロールや飽和脂肪酸など身体に害を与える物とそうでないものがあるので注意が必要です。

ビタミンA(ベータカロテン)やD、E、Kは脂溶性ビタミンなので、緑黄色野菜を油で加熱すると効率よく吸収できます。そこで加熱に適した油を知っておいていただくと良いと思います。

ズバリ!加熱しても良い脂!!

  • バージンオリーブオイル
  • つばき油
  • 菜種油
  • ゴマ油
  • ピーナッツ油

加熱しても酸化しにくいので安心。

更に、あぶらといえば調理油ばかりではなく、

  • マグロのトロ(握り寿司2貫)
  • まいわし・さんま(半尾)
  • ぶり・銀鮭(切り身半分)
  • うなぎ(1/2串)
  • かつお・さば・さわら・きんめだい・かんぱち(切り身1切れ)

など、いわゆる背中が青い魚からも身体によい脂を摂る事ができます。
こちらはEPA・DHAをたっぷり含んでいて、上に書いてある位の量を食べれば一日の必要量を十分に摂る事ができます。
動脈硬化や血栓、高血圧の抑制、老人性認知症の改善、運動能力や学習能力の向上視力低下の抑制などに効果があります。

腎臓は身体の司令部

腎臓と丹田
腎臓は血液を浄化して尿を作る臓器という事は、ご存知ですよね。
実は、腎臓はこの他にも沢山の役割を担っています。

例えば・・・骨を作る仕事!
食べ物に含まれビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに変換されます。この活性型ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を促進し、骨を丈夫にします。

酸素を供給する仕事!
血中酸素が不足すると、腎臓はエリスロポエチン(EPO)というホルモンを作り、血液に混ぜて送り出します。
これが骨髄に届くと赤血球が作られます。

他にも各種のホルモンを分泌する事で、血圧の調整、pHバランスの調整、脳の働きの調整、精力の亢進等様々な機能のコントロールを行っています。
水分の調整も腎臓が関わっています。喉の渇きや、むくみに関係します。

そのほか、正常に機能しないと、糖尿、難聴、耳鳴り、精力減退等、思いもよらないトラブルが起き、骨折、脱臼、視力以上(失明)に発展、死に至る事も珍しく無い。
つまり、腎臓は次の世代に子孫を残す事まで含めて、生命の原動力となっているのです。

そして、腎機能を活発にするためには、丹田呼吸!
丹田を大きく動かして、お腹周りの血流を活発にする事によって、腎臓は活発に活動し、その機能は最大限に生かされるのです。




むくみと脱臼と命

緩む、広がる、下がる
人間の身体の中で流れている水分が何かの理由で増えすぎた時、私たちの身体の中には余った水分の淀み、水たまりが出来ます。この状態を『湿』と言います。
余った水分はコラーゲンとエラスチンのあるところに溜まります。
もっとも目立つのは皮下のむくみです。自覚的にも他覚的にもすぐわかる危険信号です。
更に、軟骨や靱帯に溜まります。
『湿』の影響を受けた軟骨はふやけて緩み、間隔が広がり、重力の影響を受けて下がります。
靱帯は伸びます。普段どおりに筋肉を動かしても関節が十分な稼働を示さなくなり、だるい、重いと感じます。瞬発力に影響が出ます。また、急な動作を止めようとしたときにブレーキが利かず思わず関節の稼働範囲を超えて脱臼、突き指につながったります。
喉頭の軟骨も緩み、それを動かす靱帯も伸びて。高い声が出しにくくなります。

血流にも影響が出て、脚がパンパンにむくみます。脚のむくみは特に危険で、酷くなるとエコノミー症候群という病気に発展する事があります。症例は少ないと思いますが、特別な条件が揃わなくても簡単に死に至る病気です。

予防するには、生活習慣が大切です。
脚と丹田の筋肉を良く運動させる事で避けられます。
食生活では、塩味・甘味の濃い物・脂っこい物をさけます。
むくみ予防に効果的な食べ物は、山芋(ながいも)、ごぼう、日本そば、鰻、春菊、豆類です。

生活が変えられない方は、経絡を刺激して『湿』を取ってしまいましょう。



サプリメント考

良い事ばかりでは無いかも!
最近食べ物は、昔に比べると栄養が減ってしまったと言われています。だからサプリメントを摂る事が有効だとか。
しかし、本来人間はなにか特定の栄養素が不足すると、その栄養素を含んだ食品を食べたくなるようにできてますよね。ところがサプリメントは、補う栄養素に見合った味と食感が備わっていません。という事は、サプリメントで栄養を補ってしまうと、味や香り、食感に対する欲求がなんとなくぼやけて消えてしまうって事ではないでしょうか?

音楽や文学を楽しんで豊かな生活を楽しむ事と同じ様に、味覚や嗅覚を楽しめる感覚も失いたくないですね。

バランスのとれた食生活を心がけましょう。

熱中症について

気温の上昇や激しい運動によって、身体が暑さを感じると、私たちの身体は、
汗をかいたり、皮膚表面の毛細血管を拡張させる事で身体の中の熱を放出します。

熱疲労

大量の発汗に対して水分補給が不足すると、脱水により身体がだるくなったり、
めまい、吐き気、頭痛などの症状が現れます。

熱けいれん

発汗に伴って塩分が不足すると、手足や腹部の筋肉が痙攣を起こす事もあります。

熱失神

皮膚表面からの放熱の為に末梢血管が拡張し、これによって血圧が低下し、
内臓に送られる血液が不足したり、脳の血流が不足し、いわゆる脳貧血の状態になる事もあります。
めまい、失神など、顔色が青白くなり、脈は弱く早くなります。

熱射病

さらに、応答が遅い、言動がおかしい、などの症状が出た時は熱中症の中でも特に恐ろしい
『熱射病』という症状です。
すぐに病院に搬送する必要がありますが、現場で一刻も早く体温を下げる事が重要です。

  • 口に含んだ水を全身に吹きかける、
  • 濡れたタオルで全身を濡らす、
  • くび・わきの下・脚の付け根など太い血管がある所をアイシングする、
  • 血流低下を併発している事が考えられるので、足を高くして、
  • 全身を中心に向かってマッサージしましょう。



人間の体は、梅雨明け等の急な気温の上昇に適応するには4日~5日かかるそうです。
梅雨明け頃の急な猛暑の日は特に気をつけましょう。
予防の為には、水分補給や体の冷却、運動量の調節などが大事で、
上記のような症状が現れた時は、すぐに身体を冷やし、水分と塩分の補給をしましょう。
水分塩分の補給には0.1~0.2%の食塩水が有効です。
水100mlに対して40~80mgの濃度です。

また、吐き気や意識障害によって水分補給が出来ない時は病院に運んで点滴を受ける必要があります。搬送中も、必ず冷却を続けて下さい。